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| 香水屋さん |
ふと、空を眺めてみたらどうも今日は満月なのですかね。 雲がわりとかかっているからよく見えないのですけど、そうかもしれませんね。 どうにもこうにも、更新しないと宣言してから連続して2回目の更新。 まったく僕が勝手に作ったジンクスですが、しっかりジンクス通りになりました。 まあそんなのどっちでもいいですけどね・・。
実はですね。前によくこのブログを更新してた頃は僕はドイツに住んでいたのですが、今はフランスに住んでいます。フランスといっても非常にドイツに近いところで、ストラスブールというところなんですね。今はEUの会議所があったり、フランスの中ではなぜか最近重要な政府の機関がパリから移動して来たりと、熱い場所です。 そんなストラスブールにいるのはここで仕事が多くあるからで、しかもドイツに非常に近いためにドイツでの仕事も問題なく続けられるからということなのです。
えっとですね、まあ、そんな町ですが、僕は数週間前にちょっと特別な香水屋さんをここで見つけたんです。そこには普通の香水屋さんでは買う事のできない特別な香水ばかりがそろっています。フランスは香水のメッカのような国ですが、ここフランスにはシャネルやエルメス、イヴサンローランとか洋服メーカーの出している香水ではなく、老舗の香水専門のお店がいろいろありまして、そういうお店の物は世界中どこにでも店を出している訳ではなく、本当に特定の場所にいかなくては買えないわけです。
僕はある縁からそういう香水のうちのメートル・パルフュメール・エ・ガンティエというところから出ている香水をずいぶん前から使っていたのですが、これは非常に高価で、しかもパリのお店でしか買えないものだったので、あまり普段は使っていなかったんです。 それがですね、突然数週間前に町を歩いていたら、ちょっとこじんまりしたきれいな店をみつけ、なんとそこのショウウインドウに、そこのメーカーの香水があるではないですか! そんなわけで、その店にふらふらと入ってみたんです。
入ると非常に若いきれいな(金髪の)女性がいましてですね(おそらく30歳前後でしょうか)、どうもそこはその子のお店らしいんですよね。最初に入った時はもちろん特別に何かを買うつもりがあったわけでもなく、ふらふらと入ったのですが、そこには本当に珍しい香水がたくさんおいてあったために、興味をそそられてですね。いろいろとためしたりしながら、そのきれいな店主さんの話をいろいろ聞いたのでした。
実にそのあと家に帰りましてね。その女性の印象が僕の中にすごく強く残っているんですよ。なんといいますか、とりあえず、立ち振る舞い、その全体の印象がすごくハイクラスなんですね。そして非常に自然にフレンドリーなパーソナリティを持っていてそれがなんというか、作られたものでない、本物のハイクラスのにおいを漂わせているんです。 はっきりいいますが、普通に恋してしまったわけですよね。
なんでしょう、「センス」って日本語でいうとちょっと違う意味になりますが、セクシーというのはどれほどセンスが洗練されているかに非常に強く依っていると思うんですよ。センスとは、つまり視覚、聴覚、嗅覚、触覚、味覚とかの五感という意味での「センス」です。 ある人間の「センス」のうちの一つ「視覚」が非常に発達していて、洗練されているとします。そういう人間は物を見抜く力にも優れているんですよ。ある人物の状態を(つまり性の対象になる相手)非常に深いところで見つめることができます。聴覚の発達している人も、味覚もみんなそうなんですが、そのうち嗅覚と触覚が発達している人間というのはおそらくセックスという意味でまったく別次元に発達しているはずだと想像するんです。というのは、嗅覚と触覚はもっとも原始的な「センス」で嗅覚に関しては感情に直結しているし、触覚は本能に直結しているからです。
そんなアイディアを突然持ったのも彼女を見たから(または、感じたから)です。彼女は香水屋さんですが、彼女の場合はその辺の普通の香水屋さんのように冗談やファッションで香水屋さんをやっているんじゃないんです。本物のプロ意識と、意思を持った人間で、その嗅覚にまったく揺るぎない自信も持っています(自身があるからこそ、それを誇示することもないほどに洗練された彼女です)そんな女性を見て興奮しない手があるでしょうかww。 実際こころの非常に深い部分であったかく興奮している自分がいるんです。
さて、そんな香水屋さんにこれまでに、だいたい5回ほど通いました。少しずついろいろな香水を試してみて、いろいろな新しいことを理解したように思います。そうこうするうちに、香水屋さんの彼女も、僕を信頼してくれるようになって、とってもいい、心地いい感じの人間関係になりました。 (どうです、期待感がでてきたでしょ?w)
まあ、でも実はですね。そんな恋心も特別になんらかの実を結ぶことにはならないということが、最初からわかっていたのです。残念ながら。 外からはまだ全然わかりませんが、彼女は妊娠しているんです^^; 結婚しているかとか、その相手のことを愛しているのかとかそういうことはわかりませんが、どっちにしても子供付きにじきになってしまうわけですから、事はそれほど簡単ではありません・・。
はぁ。とはいえですね、いきなり燃え上がって、求めあう雄と雌になるなんてことはないかなぁとか、妄想しなくもないですw。だってここはフランスですからね^^。そんなのも別に普通に文化として「あり」の国です。
そんな洗練された彼女のお店で今日はとうとう一つ香水を買ったのですが、それは逆に言えばもうしばらくはあの店を訪れる理由がなくなったことでもあります。僕は新しいいい香水を見つけた喜びと、なんとなく彼女の店で何かを買った喜びで、嬉しく店をでてしばらくはホクホクしていたわけですが、その「ホクホク」はそれだけが理由ではありませんでした。 彼女は間違いなく僕の心に気付いているということが、僕の心の深いところに確信としてあったんです。そして彼女も僕のことを心の非常に深い部分で受け入れているところがあるということが、また確信としてあったわけです。それは男女の中の非常に洗練されたレスペクトと呼べるようなもので、それが実現していたということが、僕をそんなふうに「ホクホク」にさせたのだと思うんです。 これは意識の上にあったのものじゃないんですよ。よくよく自分を見つめてみればそうだったということなんですね。
こう言うと非常にプラトニックな何かに見えるかもしれませんが、この感覚は実にゴージャス、かつセクシーな感覚です。それは彼女がそれほど誇り高い香水屋さんだからそうだったのかもしれません。その洗練された「センス」は人間を感じるというところにも、同じように働くし、もちろん性の感覚にも同じように働くんです。そして僕の「センス」も芸術家のそれの一つですから、それとの間に何らかの化学反応があったということなのでしょう。
実際、性というのは、男性のギリシャ神話のアポロ的な「夢想」の世界のエネルギーを、女性の非常に深い部分にある心がそのすべて包容することなのではないでしょうか。
そういう意味でこれは完全にセクシーなできごとだったわけです。
テーマ:国際恋愛 - ジャンル:恋愛 |
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(2007/02/01(木) 09:21) |
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